八戒編

 

 

 

八戒「悟空髪伸びましたねぇ。」

悟空「コレくらい平気だよぉ?」

*人差し指を立ててにっこり。

八戒「でもそうやって伸ばしてると目が悪くなっちゃいますよ?眼鏡とかかけたいですか?」

悟空「うーそれはやだ。でも今三蔵忙しいし。悟浄も居ないし。」

八戒「僕が切りましょう。なんとかなると思いますよ。」

*あっさり信用。

悟空「んじゃやって。」

八戒「それじゃあ、そこに座ってくださいね。」

*何か手の込んだことをしている模様。そのうち調髪終了。

八戒「ほら、出来ましたよー。」

*手渡された鏡を見て笑顔。

悟空「八戒も上手だなあ、サンキュな。俺カッコイイ?」

八戒「ハイ。」

*満面の笑顔で立ち上がる。

悟空「んじゃ帰って三蔵に見せてこよ!じゃな!」

*複雑な顔でその後ろ姿を見送る八戒。

*入れ違いで悟浄が帰ってくる。

悟浄「今そこでサルと会ったんだけどよ、あの頭何?」

八戒「本当に気付かなかったんでしょうかねえ・・・。」

*寺院にて。

悟空「見ろよ、三蔵、さっき悟浄んとこで八戒に髪切ってもらったんだぜ。似合う?」

*複雑な表情の三蔵様。

悟空「なんだよ?」

三蔵「おまえ本当に気付いてないのか?」

*何の事だか分からない悟空を姿見の前に立たせ後頭部を手鏡に映し見せてやる。

悟空「・・・・・・やられた」

長い襟足が丁寧に三つ編みにされた上、絵に描いたようなリボンが結ばれていたのだった。

 

 

 

この人は確信犯的におチャメさんでしょうね。

それとももっとすごいコトするかな。うーむ。