「はげ!!!!!!」
「今すぐ直ちに即座に迅速にはげ、このヤロウ!!」
「はあ?何言って……なーんだ」
しかし、悟空の台詞は不自然に途切れた。
静かにばさりと新聞を下ろす音が響いた。
間。
「だぁれがハゲだ誰がぁッ!殺ゥす!!」
ガウンガウンガゥ―ンッ
「ええ―――ッ!?」
「待て三蔵、話せば分かるッ」
「殺す!!!」
「ひ―ッ」
「三蔵、そもそもシールの話なんだってば!」
そう、悟浄はコントローラーにソニーマークのシールが貼られているのを目にし、
それを悟空に剥がせといったのだ。
だが、三蔵はもうどうにもこうにも止まらない♪
「俺の知ったことか!」
「いやだから……、あ―も――ッ!!」
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