こんな三蔵はイヤだ!味覚編

@コーヒー

Aかき氷

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こんな三蔵はイヤだ!味覚編@「コーヒー」


「ホットコーヒー四つ、お待たせしましたぁ。」
「あ、有り難うございます。」
「……砂糖は?」
「あー、こっちにシュガーポットあるわ。ホレ。」
「終わったら俺にも回してー。」
「分かった。」

「は〜。やっぱコーヒーに限りますね。落ち着きますね。」
「まァな、タバコの次くらいにはな。」
「そんで、タバコ+コーヒーがいちばんなんでしょ?」
「そうそう!」
「タバコ吸うヤツみんなそう言うよな〜。
 でもタバコ吸いながらコーヒー飲んだ後って相当口臭いぜ?」
「マジでか!」
「マジですよ。近付いただけで相当臭ってますよ。ねえ?」
「そうそう。……つーか三蔵、砂糖まだ?忘れて……(絶句)」


「……るワケじゃないんですね、

それなんていう飲物なんですか?
なんか見てると胸が悪くなってくるんですけど。」 「コーヒーだ。」 「ああコーヒーだな。なんかかわいそうなコーヒーだな。」 「僕には砂糖にコーヒーがしみこんでいるようにしか見えません……!」 「飲物じゃないじゃん!それ飲物ですらないじゃん!かわいそうな砂糖じゃん!」 「コーヒーだ。」 「どれだけ甘党なんだよアンタ……うっぷ。」 「僕、もうちょっとコーヒーは……。」 「俺も取り敢えず砂糖はいんねえ……。」














こんな三蔵イヤだ!味覚編A「かき氷」


「大の男四人でカキ氷ってどうですか。と言いつつ、僕、いちごで。」
「俺はそうだな〜、今、マンゴーとかあんのか、じゃあマンゴー!」
「俺はブルーハワイ!」
「ところでブルーハワイって結局何味なんでしょうね?」
「なんかトロピカル?イメージなんじゃねえの?
 つーかおまえ、ブルーハワイ食ったら口ン中青くなっぞ。」
「あッ!そうか!」
「アレ、キモくね?」
「ウー……いいんだよ、俺ブルーハワイ!」
「ハイハイ、あと三蔵だけですよ、何にするんです?」
「アレだろ、宇治金時とかだろこの甘党は!」
「クリームも追加だろ、クリーム!」


「……練乳。」


「そうか、練乳って手があったか!」
「練乳?練乳いちご?あ、俺もそれよかったカモー。」
「意表をついてみぞれ+練乳とかじゃないですか?」


「……練乳。」


「イヤだから練乳だけじゃ……って、エ?」
「まさか?」
「ナイナイナイ、それは流石にナイよな、なあ!?」


「練乳。」


「そうなのか?やっぱそうなのか?」
「……オンリー練乳?(大きく頷く。)





「ウッフ……俺聞いただけで胸が悪くなってきた……。」
「……素氷でいいです、僕……。」